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2017年3月23日 (木)

けものフレンズ

 来週最終回になるそうで、内容もクライマックスを迎えてます。

 

話が進めば進むほど、1話の見方が変わってくるという、とても不思議な現象が味わえるこの作品。

 あまりにも高い構成力が原因で、異常事態が発生中。


 

 IQが下がると評判で、特にニコニコ動画の1話は、IQメーターがコメントで表示されてサーバルが喋るとすぐにIQがゼロになるというネタが繰り返されたり、若干草が生えたり、キノヴォリのコメントで大笑いしていたのが、11話が終わってからというもの、IQは減らずに草が減り、キノヴォリは涙に変わるという、逆転現象が起きてます。

 作品中は勿論、オープニングやエンディング、背景などに細かい演出としての伏線が散りばめられていて、改めて1話を見れば伏線だらけの内容に驚かずにいられないほど。

 あのバカみたいな1話のノリは、この伏線の山に対して巧妙なカモフラージュになっていて、視聴者側の知能指数を下げさせるといった効果を狙った感じがします。

 練りに練られて計算して作られてなければ、この出来にはならないはず。

 個人的には、シックスセンス以来の感覚。

 けものフレンズは、アプリが昨年末に終了し、終了した翌年の1月からアニメが始まるという、通常なら考えられないような経緯を辿って放送されている前提があります。

 もはやこのアプリ終了すらも伏線、というか計画的だったのでは?と疑うレベルに達しています。

 アプリの不人気を逆手に取り、どうせ終了するならそこからストーリを生み出してしまえという、恐るべき逆転の発想力。

 伏線の張り方や回収の仕方は勿論、ストーリーの進め方や説明の方法、簡単な謎を解かせて更に謎を被せる上手な展開に加えて、テンポは速すぎず遅過ぎず、にもかかわらず体感5分という驚異的なバランス。 

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 <ここからチラシの裏予想>

 かばん→セルリアンクィーンに奪われた、カコの輝き(記憶)説

 11話でラッキービーストから暫定パークガイドに認定される。

 この認定を受けて、ラッキービーストと、意思の疎通で念話みたいな事ができるようになったのではないかと思われる。

 この時点でフレンズ達とも会話するように、かばんは指示を与えているのかも。

 その伏線なのか、今までフレンズの呼びかけには反応が無かったラッキービーストが、バスの運転中、サーバルの問いかけに対して反応し、「任せて」と返事をしている。
 この時、かばんは喋っていない。

 ・誘導作戦の失敗

 大型セルリアンを倒すために、光で海へ誘導する作戦を提案するかばん。

 大型セルリアンを、バスのライトで海まで誘導する最初の計画が失敗し、次の作戦に移行しようとするが、自分を助けてセルリアンに取り込まれたサーバルを助けるため、他のメンバーには気付かれないよう、意思の疎通を使ってラッキビーストと会話し、島のフレンズを集めて最悪の場合は船で安全地帯へ避難するように指示を出したのではと予想。

 目配せするかばんを見て、ラッキビーストが「あ……」と、声を漏らすシーンがあった。

 察したラッキビーストは仲間のラッキビーストに召集をかけ、フレンズを集める。

 ・サーバルの救出から記憶を取り戻す

 その後、意を決したかばんは、サーバルを助けにセルリアンの中へ飛び込み、サーバルをセルリアンから引き剥がす。

 ここでかばんは、パークに起こったカコの記憶が完全に甦り、セルリアンクィーンとの決着を付ける覚悟を決めたのではないかと予想。

 初めはサーバルと逃げようと考えるが、目覚めないサーバルを置いて、自らが囮になり松明を持って走り出し、何か決意したような顔で足を止める11話のラスト。

 あれは自らがセルリアンに吸収されることで、この非常事態が沈静化する手段になることを察知した表情ではないだろうか。

 セルリアンがヒトという存在を取り込めば、セルリアンクィーンの元へ帰る性質があるのではと。

 噴火口の四神を復元させ、フィルターによってサンドスターロウのろ過に成功した。

 一緒に居た仲間とボスたちが、火口の四神の話を図書館の博士に報告すれば、この先セルリアンが出ずに済むのではないかと判断する。

 そして、かばんは自らセルリアンに取り込まれ、セントラルパークで寂しい思いをしているセルリアンクィーンの元へ。

 ・パークの危機は皆で

 目覚めて落ちている帽子を見て気が付いたサーバルは、皆でセントラルパークへ向かってかばんを助けに行く。

 そしてラッキービーストが遂にサンドスターの影響でフレンズ化し、アプリ版で存在する3体のピュアビースト、クールビースト、パッションビーストという感情を持った存在に変化する。
 若しくはアライさんがガイドの帽子を被り、ラッキービーストと皆の架け橋役になる。

 ラストは、セルリアンクィーンに取り込まれたミライが鎮座するセントラルパークに皆が集まり、ミライとカコを閉じ込めたセルリアンクィーンへ、サーバルを筆頭に繰り出される「けもハーモニー」を介した愛情が注ぎ込まれ、セルリアンクィーンは浄化されてセーバルが誕生。

 カコもミライも開放され、皆でハッピーエンドを迎えて大団円。

 とかならないかな…

 ただこれだけの内容を最終回に盛り込むのは無理矢理過ぎるので、見当違いで間違いないw

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<ラッキービースト(ボス)の存在>
 ラッキービーストは大量にいるのではなく、パーク内に3体なのかも。性格(色的にも)から考えると、かばんに付き添っているのはクールビーストっぽい。

 それか、各ちほーに3種類が一体ずつ存在し、召集で合体して変化するのかも。
 となると8話で見たもう一体のボスは、クールビーストということになる。
 8話で「あ……」と反応したのが伏線となるかも。

<ミライの行動>
 ミライは島を出る前に、カコの記憶が甦える希望をサンドスターが噴出する山のどこかに設置し、ガイドの証である羽付き帽子を添えて去る。

 2つの羽と、その羽の赤と緑の色には、元設定からカコとミライに関する重要な伏線が仕込まれている気がする。

 ミライの願いどおり、カコの記憶がサンドスターで復活したときのため、ガイドの帽子を見たラッキービーストらよって、カコに記録を受け渡すようにプログラムを施す。

 そのためラッキービースト達を、パークガイドとして置き去りにする。

 ・声の演出
 かばんとラッキビーストの声がミライと同じ声なのは、ミライの記憶から作ったカコであるという理由を強く思わせる伏線なのでは。

 ・その後のミライたち
 ミライたちは島を脱出する際、セルリアンの襲撃を受けてしまう。それを庇ったサーバルはフレンズ化が解けて記憶が無くなる。(11話で同じく襲われる悲劇)

(「私たちはともかく、ミライさんたちは隠れたほうがいい」という10話のラッキービーストの記録から聞こえるフレンズの会話は、カコの記憶を奪ったセルリアンクィーンが、カコの記憶である両親との悲しい決別から寂しさを覚えてしまい、ミライ達人間を取り込もうとしていたからではないか。)

 しかし、サーバル達の健闘虚しく、ミライはセルリアンクィーンに飲み込まれ、通信が途絶えたパークには予定された爆撃が始まり、最終的に核を使い、サンドスターやセルリアンの壊滅を計った。(山の頂上が五合目になるほどの破壊)

<ジャパリパークの状態>
 攻撃には一定の効果があり、セルリアンの脅威が一時的に静まることになる。

 その後の調査でセルリアンの脅威が無くなったと判断されるが、島は放射能汚染で暫く誰も近づけなくなったため、立ち入り禁止区域として存在。

 しかし燻るサンドスターにより、本来より早いスピードで徐々に汚染が浄化され、形を変えながらまたフレンズやセルリアンが出現するに至り、遂にミライが望んだ希望が生まれたと推測。

 が、アライさんによって帽子の赤い羽が取られ、ラッキビーストが上手く機能しない状態になり、サバンナを放浪することになったかばんは、サーバルによって発見される。

 しかし何故かばんが、サバンナを放浪しているのかは、全く想像が付かない……
 山からサバンナちほーは、かなり距離があったはず。

 かばんは気が付けばサバンナを歩いていたという感じで、サーバルに襲われたときに「ここどこ?」と発言しているので間違いない。

 そこまでどうやって移動してきたのだろう。

追記> ※上の突然移動の謎がわかったようなそうでないような。
       山は博士の許可がないと入れない、が伏線だったかも。
       博士の何かわからない許可がなければ、四神によって瞬間移動させられるの      では。
       ただ、そうなるとアライさんもワープさせられているような気がする……   

 11話で出てくる大型セルリアンが、あの軍事ロボの形をしていることから、軍が介入し物資を島へ持ち込んだという憶測ができる。

 形が動物をに似ているため、セルリアンが取り込んだか、サンドスターによって反応したことにしても面白い。

 ・四神
 
キトラ古墳の壁画で記される幻獣の、青龍(東)・白虎(西)・朱雀(南)・玄武(北)は、記録からカコが作り出したサンドスターロウをろ過するための装置と予想。

 噴火口の四方に並べることで空間にフィルターが発生し、黒いサンドスターのみを封印できるシステム。

 湯の花が多い=火山活動が活発化と読めるので、ミライが島を後にする前に埋めた四神の位置は、噴火の度に少しずつずれていき、それによって噴火口を覆っていたフィルターもずれ始め、隙間からサンドスターロウが漏れてセルリアンが増殖しているのでは。

 11話で火口に到着した映像では、三日月状にフィルターがかかっていない部分が見える。
 この後、四神を探す途中にかばんが発言した「薄いもの」というのは、このフィルターを差しているはず。

 モノリスに描かれた形から見ると玄武っぽいので、北側が大きくずれていた、つまりかばん達は北側から山を登ってきたことになる。

 (高さ調整のために使ったロープや、その後の松明に使う材料が、かばんの鞄から出てきたのだとすると、鞄はミライが用意して残した最低限の探検グッズというような気がする。鞄のサイズからはみ出るような棒などの長物は、その辺に落ちている物を利用していると思われるが、全て辻褄が合うようにしようとするこじつけは、ナンセンス過ぎる気もする。)

 爆撃により五合目まで削られても尚、四神の位置がずれなかった不思議はあるが、偶然にも四方の高さと位置があまり変わらず、火口にフィルターを張り続けていたことにすれば、空爆で残っているセルリアンの殲滅が終わると、その後はフィルターの効果で、セルリアンの居なくなったパークができあがる。

 <主要な謎は最終回へ>
 設定がアプリゲームのものを完全に引き継いでいるのかどうかはわからないが、ある程度ゲームの情報を知らなければ、考察すら始まらないものだと思う。

 ゲームアプリで開示されている設定は、次のような感じ。

 ・ジャパリパークは人口島ではなく、火山噴火で突然現れている。

 ・火山活動は現在進行形で、噴火すると謎の物質サンドスターが噴出し、生物や生物だった物に接触すると、謎の反応を起こして人型のフレンズになる。
 また無機物がサンドスターロウと反応すると、セルリアンが生まれる。

 ・サンドスターという物質は、宇宙から飛来してきた。

 ・同じくセルリアンというエイリアンも宇宙から飛来してきた。

 ・セルリアンはサンドスターを集める性質があるため、サンドスターと反応したフレンズを見つけると攻撃して体内に吸収しようとする。

 ・セルリアンに吸収されると、サンドスターの力が奪われて、元の姿に戻り記憶を無くしたり、消失したりする可能性もある。

 ・死亡しても骨や化石にサンドスターが接触することで、また復活するという無限のサイクルが出来上がっている。
 (種の保存が定められていることで、繁殖して子孫を残す理由が無いためか、性別が雌、或いは雌のような容姿で統一されており、繁殖能力は限りなくゼロに近いと思われる。)

 ・ゲームでは、動物の管理と研究をする主要な人物が2名存在し、一人がミライ、もう一人はカコと呼ばれている。
 名前の由来は、どう考えても未来と過去である。

 絶滅種の復元という過去を掘り起こすカコと、もし予想どおりなら未来にカコの記憶を託したミライという構図が完成する。 

 ・カコは博士でもあり知能が高く、サンドスターによってフレンズ化する研究を進めていて、絶滅した生物の復活などに取り組んでいた模様。
 記憶や記録からのフレンズ化に成功している。

 ・ミライとカコ、どちらも動物への愛情が飛びぬけて高く、動物のために心血を注ぐ性格をしている。ミライはカコの影響を激しく受けている。

 ・当初カコの研究を手伝っていたと思しき、エイリアンのセルリアンクィーンと呼ばれる存在がいる。

 ・カコの幼い頃に両親を亡くした悲しみを間違って解釈してしまい、人類と動物、そしてセルリアンの発展になると、自分勝手な判断をしたセルリアンクィーンにより、セントラルパークで研究中のカコから記憶を奪ってしまう事件が発生。

 ・カコは眠りに就き、パークから病院へ運ばれて、眠ったままの状態。

 ・セルリアンクィーンは暴走し、セルリアンがパークを脅かし始める。

 ・異変の調査員として、園長のミライが抜擢され、フレンズ達と協力してセルリアンクィーンと対決する。

 ・この時のミライの一番の相棒ともいえる存在がサーバルで、セルリアンクィーンと対峙で特別な力(けもハーモニー)を発揮する。
 具体的には大怪我を負っても、みるみるうちに回復するという能力。

 ・その特別な力を見たセルリアンクィーンは、それを輝きと名付けて吸収しようと考える。

 ・そして逃げるフレンズ達から、輝きを奪うためにサーバルの形を模したセルリアン、セーバルを生み出す。

 ・セーバルはサーバル達に近付くが、自分がセルリアンであることに気が付いていないため、本来の目的を忘れてサーバル達の仲間になる。

 ・ゲームではそのセーバルを取り込んだことが原因で、セルリアンクィーンは敗北し、その後どうなったのかはわからない。
 

 というのがアプリ版の設定と結末らしい。

 取り込まれた輝きは、セルリアンを倒せば元へ戻るため、そこからの続きであるなら、カコの記憶は本体へ戻っているはず。

 或いは遠過ぎて戻れなかったかもしれない。

 その場合、パークを爆撃する理由がよくわからなくなる。

 ということは、セルリアンクィーンは倒せず、ミライ達は脱出したかパークで亡くなったか。

 ミライがパークで亡くなっていれば、ミライ自信がサンドスターでフレンズ化しいてもおかしくない。

 ミライは何度も生死を繰り返しているというのも、優しいフレンズとラッキビーストの点からして考えにくい。

 ミライはパークを脱出した後、眠るカコを見舞いながら記憶を呼び戻す機を伺っているか、倒したはずのセルリアンクィーンが甦り、取り込まれている可能性が高い。

 話の面白みとしては、セルリアンクィーンに取り込まれてるのがいいなと思う。

<残された最大の謎>

 かばんの中身

 これに尽きます。
 以上チラシの裏おわり。最終回に期待してます。


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 最終回とても良かったです。
 突然前触れの無いキャラクターや設定が出現することなく、ひたすら直球を投げ続けて、周りの予想の上をいく展開は見事です。

 ゲームアプリの設定をうまく使いながらも、無理矢理ねじ込まないストーリーの作り方は天才的。

 作中に登場させたあらゆるものを伏線に使って、こんなものまで伏線になっていたのかと、改めて気がつく部分ばかりで、一番見せたい伏線を埋没させるのではなく、あくまでも引き立たせる程度のさりげなさが、素晴らしい演出になっているのではと思いました。

 続きを期待させる終わり方だったので、これだけ人気が出ているだけに2期が期待されているようですが、作品的にこの内容を超えるのはなかなか難しいと思われ、どうなることやらという感じですが、続きがあればまた見たいと思います。

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